親愛なる森
こつり。後ろから肩にチョップをされて目がぱちっと開く。そのチョップをくらわせたサシャは、あなたの番よと言いたいらしい。
「聖母と等しく、我ら命尽きる時まで祈り奉る……」私はびっくりした顔を繕うことができず保持したまま、祈祷文の続きを暗唱した。
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