親愛なる森
明け方にやっと解放されて、ルームメイトのサシャが二段ベッドの下に仰向けに倒れこむ。今日の昼には礼拝がある。全く、夜通しの祈祷の次の昼に礼拝だなんて、うちの院はカスね、などと言うサシャに、黙認した振りをするが、ちょっぴり、心の中で同意する。
「ふぁー。シャーロット。また脳内ハーヴェイ様だったんでしょ、わかるわよ。あたしは昼のミサまで寝るわ、あんたも寝なさい」とサシャ。
「私、朝ご飯作る当番だから…」そう答える私に、サシャは少しいたずらそうな微笑みを向けて、手伝うとベッドから這い出た。
「ふぁー。シャーロット。また脳内ハーヴェイ様だったんでしょ、わかるわよ。あたしは昼のミサまで寝るわ、あんたも寝なさい」とサシャ。
「私、朝ご飯作る当番だから…」そう答える私に、サシャは少しいたずらそうな微笑みを向けて、手伝うとベッドから這い出た。