冷酷社長が政略妻に注ぐ執愛は世界で一番重くて甘い
「パーティ、ですか……?」
「ああ、君を妻として誰にも紹介できていないからな。とてもいい機会だと思っている」
いずれそんな日がくると覚悟はしていたが、突然のことで香蓮の頭はついていかない。
すると玲志は視線をそらし、彼女のデスクの上に置いてある立花にもらったばかりのチケットを見つめた。
「あの演奏会は、いつだ?」
「えっと、十一月二十八日ですが」
「じゃあ、それを見た後、パーティで着れるものを一緒に買いに行こう」
玲志の提案に、香蓮の心臓がドキッと跳ね上がる。
「予定は大丈夫か?」
「は、はい。それはもちろん!」
(玲志さんとふたりきりで……?)
嬉しさのあまり目を輝かせている彼女に、玲志の口元がふっと緩まった。
「今までどこにも出かけていなかったしな。楽しみにしているよ」
「ああ、君を妻として誰にも紹介できていないからな。とてもいい機会だと思っている」
いずれそんな日がくると覚悟はしていたが、突然のことで香蓮の頭はついていかない。
すると玲志は視線をそらし、彼女のデスクの上に置いてある立花にもらったばかりのチケットを見つめた。
「あの演奏会は、いつだ?」
「えっと、十一月二十八日ですが」
「じゃあ、それを見た後、パーティで着れるものを一緒に買いに行こう」
玲志の提案に、香蓮の心臓がドキッと跳ね上がる。
「予定は大丈夫か?」
「は、はい。それはもちろん!」
(玲志さんとふたりきりで……?)
嬉しさのあまり目を輝かせている彼女に、玲志の口元がふっと緩まった。
「今までどこにも出かけていなかったしな。楽しみにしているよ」