NY・Sentimental
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救急隊員の言ったとおりパパはレントゲンの結果、肺炎だということがわかった。
また脳の血管が詰まっているのではなくて、本当によかった。
だけど肺炎だって決して楽観はできない。
きちんと体質と症状に合う抗生剤がみつからなければ、最悪、命を落とすことだってあるのだ。
「パパ……」
パパの手をわたしとリラとママは交互に握った。
だいすきな、わたしの生涯を通しての味方。
今は、唯一の、戦友。
ただただ涙が静かに頬を伝う。