NY・Sentimental

彼は煙草を挟んだ手と反対の手で、背もたれに肘をつきながら言った。


「そう、ジェシーが忠告するんだ。カレンはああ見えて夢見がちな女だから、Something Four? それはきっちり守れって。だから銀貨を入れた。なんか銀貨を、入れるんだろ?靴に」








something old, something new,


something borrowed, something blue,


and a sixpence in her shoe.


「うん」



「ほら、おみやげ、もう一個な」

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