社長室に呼び出されたら、溺愛生活が待っていました
「私のことが好きだとでも言いたいんですか?」


そう勇気を出して問いかけた私に、初樹さんは何故か初めて会った時のように最低な顔をする。




「どっちだと思う?」



「っ!からかうのも大概にして下さい!」




私はそう言い放って、社長室を飛び出した。




「君に素直に愛してると言って、拒否されるのが怖いなんて俺も最低だな」




素直な性格の女性と素直になれない男性、案外お似合いかどうかはきっとこれから分かると信じて。






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