【完結】国宝級イケメンの華道家は、最愛妻への情愛が抑えられない。
「百合ちゃん、お昼食べた?」
「いえ食べてないです」
「良かった。じゃあ、百合ちゃんと一緒に食べに行きたい店があるんだ。いいかな?」
「はい、もちろんです」
郁斗さんは「ありがと、じゃあ向かうね」と言い、車は出発した。
テレビ局から一時間ほどで到着したのは、こじんまりとした古民家を改装したお店だった。店内に入ると、優しそうな方が迎えてくれた。
「いらっしゃいませー二名さまですね、ご案内いたします」
店員さんは、奥にある個室へ案内してくださり丁寧にメニューの説明をしてくださって二人とも日替わりオムライスを注文した。