【完結】国宝級イケメンの華道家は、最愛妻への情愛が抑えられない。



「いつこちらに着いたんですか?」

「十時くらいかな、それから本家に報告をしに行って百合ちゃんに連絡した。サプライズのつもりでね、びっくりさせたかったんだよ」

「そうなんですか……びっくりしました」

「良かった。百合ちゃんにお土産があるから家に帰ったら一緒に見よう。それに動画も一応撮ったから」


 動画!パフォーマンスのだよね!楽しみ!

 顔が緩んじゃうなぁ……


「百合ちゃんはお土産より動画の方が嬉しそうだね」

「はい、郁斗さんのいけばなを見るのが大好きなんです。だから楽しみです」

「ありがとう、嬉しいな。じゃあ、帰ろうか」


 そう言われて私は立ち上がり、お店を出ると家へ帰宅した。



< 132 / 192 >

この作品をシェア

pagetop