【完結】国宝級イケメンの華道家は、最愛妻への情愛が抑えられない。
「いつこちらに着いたんですか?」
「十時くらいかな、それから本家に報告をしに行って百合ちゃんに連絡した。サプライズのつもりでね、びっくりさせたかったんだよ」
「そうなんですか……びっくりしました」
「良かった。百合ちゃんにお土産があるから家に帰ったら一緒に見よう。それに動画も一応撮ったから」
動画!パフォーマンスのだよね!楽しみ!
顔が緩んじゃうなぁ……
「百合ちゃんはお土産より動画の方が嬉しそうだね」
「はい、郁斗さんのいけばなを見るのが大好きなんです。だから楽しみです」
「ありがとう、嬉しいな。じゃあ、帰ろうか」
そう言われて私は立ち上がり、お店を出ると家へ帰宅した。