【完結】国宝級イケメンの華道家は、最愛妻への情愛が抑えられない。
「そうだ、郁斗には連絡しておいたけど百合乃ちゃんもしておいてね」
「はい。そうします」
そんな話をしていると、さくらファミリー総合病院に到着した。
正面玄関から入り、受付に行くと案内表を渡されて産婦人科の受付へ向かった。受付でタブレットを渡された。外待合室で画面を見ると、問診票というページが出る。
問診票には名前に年齢という基本的なものから始まり、検査薬はしたか生活習慣などについての問いがあった。それを記入してから送信というボタンを押すと受付に返した。
「ありがとうございます。では、お呼びするまで中待合室でお待ちください」
お義母様には外の待合で待っていてもらい中待合に行くと、すぐに問診室に案内された。
問診では、問診票の確認のようなことを聞かれて尿検査をするように言われて中待合の奥にあるお手洗いに行き尿を取る。そしてそれを出す扉の前に置いて外に出た。
しばらくすると、内診室へ呼ばれて入室してドキドキしながら椅子に座る。
おなかを触って外側から子宮のようすを診る触診をされた後に内診される。
ドラマであるような椅子がブイーンと動き、内診がされ、超音波検査を受けると検査は終了した。
その後、診察室へ再び入室すし名前の確認をされて検査結果の説明になる。
先生は女医さんで、優しく接してくださって安心する。
「検査結果ですが妊娠されています。七週目です。出産予定日は、来年三月の二十八日くらいかな」
「三月……」
「うん。じゃあ、説明していくと……」
今の赤ちゃんの様子に今後の妊娠生活についての説明がされて次回の予約を入れて診察は終わった。