【完結】国宝級イケメンの華道家は、最愛妻への情愛が抑えられない。



「まずは一口食べようか。それで好きな方を選ぼう」


 まず、プリンを一口食べる。卵のコクがあり濃厚でトロトロして口に入れた瞬間無くなってしまった。思わず美味しいと呟いてしまうくらいの美味しさだった。


「どう? 美味しい?」

「はい、とても美味しいです」


 そう言うと、今度はイチゴのフレジエを一口食べる。

 イチゴの甘酸っぱさとカスタードクリームの濃厚の甘さがちょうどいい……例えるならカスタードムースのショートケーキみたいな感じかなぁ。


「どう?」

「とても美味しいです。それに色合いも良くて、それに可愛いです」


 私はイチゴのフレジエを選んでから残りを食べる。イチゴがいっぱいで贅沢だなぁと思いながら堪能して全て完食した。 

 その後は、食後にお抹茶を頼んで一息する。


「百合ちゃん、これから庭を散歩しない? 緑の木々が綺麗で大きな池があってね、鯉も泳いでいるらしい」

「鯉ですか? すごいですね、日本庭園気になります」

「じゃあ行こうか、今日は天気もいいし散歩日和だと思うよ」




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