【完結】国宝級イケメンの華道家は、最愛妻への情愛が抑えられない。



  ***




 ホールから控え室に戻り、色打ち掛けからラフなワンピースに着替えて髪を編み下ろしの髪にしてもらった。

 着替えが終わった郁斗さんと合流をして今日宿泊する予定の部屋に向かった。
 荷物だけを置くと予定通りに一つの封筒を持って地下にある駐車場へ向かう。

 駐車場では月森家の運転手さんが待っていて彼のエスコートで車に乗ってホテルから出た。


「疲れたね、さすがに……なんか、人酔い? 見られ酔いした感じがする」

「そうですね、私もそんな感じです」


 お互い疲れているので一言交わして車の中は静かになる。そのまま車は目的地である役所に到着する。
 役所にある戸籍課に向かうと、窓口で婚姻届を提出する。


「おめでとうございます、本日十四時三十分受理致しました」


 無事受理されたのを見届けて、せっかくだからと写真を撮ることの出来るコーナーに行って写真を撮った。


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