【完結】国宝級イケメンの華道家は、最愛妻への情愛が抑えられない。
「あ、起きた? おはよう」
「は、はい。おはようございます……って違くて! 郁斗さんが運んでくださったんですか!?」
部屋のベッドにいるということは、マッサージ途中で寝てしまい起きなかったんだろう。永角さんにも悪いことしてしまった。
「疲れていただろうからね、大丈夫だよ」
「ありがとうございます」
夫婦初日からご迷惑をかけちゃった……申し訳ない。
「お風呂、入る? 一応沸いてるよ」
「あ、ありがとうございます。入りますっ」
マッサージしてもらったとはいえ、お風呂は入りたい。一日疲れたし……