【完結】国宝級イケメンの華道家は、最愛妻への情愛が抑えられない。

◆ひとめぼれ 郁斗side




 すやすやと寝息を立てて眠っている彼女はいつもの綺麗で凛々しい表情ではなく、可愛らしい寝顔をしている。
 思わず髪に触れて撫でてみると、くすぐったかったのか体を歪ませた。その姿が小動物のようで可愛らしい。 


 ――やっとだ。やっと、彼女が俺の手の中に出来たと実感する。



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