【完結】国宝級イケメンの華道家は、最愛妻への情愛が抑えられない。



「すごい……郁斗さん、すごいですよっ」

「ん? ほんとだ、すごい」


 小さな缶の中には、純白のウェディングドレスや桜のブーケにハート型にはタキシードのようなジャケットにネクタイのアイシングにそれにダイヤモンドの指輪がモチーフになっている場所には【happy wedding】と書かれている。
 それにマーガレットの花が可愛い。

 箱の部分にはメッセージカードがあり【結婚おめでとうございます】と書かれていた。


「すごいなぁ、凄すぎて食べるの勿体無いね」

「だね。こっちの団子もすごいな、これもマーガレットだ」


 団子の上にあんこの花絞りが綺麗に作られており、白やオレンジ、ピンクのマーガレットが咲いている。これも食べられない……


「テレビで郁斗さん見たらしくてね、お花のものを選んでくれたみたいなの」

「へぇ、そうなのか。優しい生徒さんなんだね」

「うん。本当いい子たちで良かった」



 お団子に合わせて今日は煎茶を淹れると、お団子から頬張る。甘くて美味しかった。
 その後、休憩タイムが終わると二人でキッチンに立ち夕食を一緒に作った。


< 81 / 192 >

この作品をシェア

pagetop