甘い夜更け。朝を憎んだ。
佐藤が校長室で証言した内容にはいくつかの嘘が含まれていた。
まずは佐藤が記者に尾行されていたこと。
これは事実だ。
それは夏休みに入る少し前から始まっていた。
どんなに泡銭だとしても金になるのなら、どんなに小さいことでもネタにしたいタチなのだろう。
夜乃と佐藤の関係性が深いことなんて、とっくに知っていたのだと思う。
生徒会の集まりが終わって、下校時。
佐藤を尾行する記者を見かけたこともある。
佐藤と関係を持ってから、俺は本人にもその事実を伝えていた。
恐ろしいとは思うけど、必ず助けるから堪えて欲しい。
必ず俺達二人のハッピーエンドに繋がるからと言った俺の言葉を、佐藤はあっさりと承諾した。
気づいていながらも記者を泳がせたのはもちろん自分の為だ。
記者の、俺への執着を垣間見た時から、いつか必ず役に立つと踏んでいたからだ。
まずは佐藤が記者に尾行されていたこと。
これは事実だ。
それは夏休みに入る少し前から始まっていた。
どんなに泡銭だとしても金になるのなら、どんなに小さいことでもネタにしたいタチなのだろう。
夜乃と佐藤の関係性が深いことなんて、とっくに知っていたのだと思う。
生徒会の集まりが終わって、下校時。
佐藤を尾行する記者を見かけたこともある。
佐藤と関係を持ってから、俺は本人にもその事実を伝えていた。
恐ろしいとは思うけど、必ず助けるから堪えて欲しい。
必ず俺達二人のハッピーエンドに繋がるからと言った俺の言葉を、佐藤はあっさりと承諾した。
気づいていながらも記者を泳がせたのはもちろん自分の為だ。
記者の、俺への執着を垣間見た時から、いつか必ず役に立つと踏んでいたからだ。