クズで噂のヤンキー君のことだけは絶対に忘れたくない
1秒。2秒。3秒。
彼が少し驚いたように目を見開きながら私を凝視して。
そして、ふわっと笑った。
「優しいんだな。お前」
ーードクン!
心臓が、とても大きく脈打つように跳ねた。
それはこの1回にとどまらず、それ以降の心拍数も通常時よりかなり早いペースで跳ね上がる。
遠隔操作でもされたみたいに。
そうなってしまうのは当たり前のことであるかのように。
私はそうなった。
彼の笑顔が、頭の深いところに焼き付いて離れない。
胸が、苦しい…
いつから、どのくらい見入ってしまっていたのだろう。
時間の感覚も失って、これでもかと彼の顔を見つめてしまっていた自分に気がつく。
これ以上見てたら、息が出来なくなっちゃいそう…っ
ここで心配停止状態で倒れてしまっている自分の姿が安易に想像出来たので、逃げるように視線を落とした。
でも、落としたその先で前触れもなく飛び込んできた彼の、はだけた胸元に
“見てはいけないものを見てしまった”
そんな気がして、すぐに視線を逸らす。
なんだか…うん。そう。とにかくこれは私は見ちゃだめなやつ。
身にまとうグレーのシャツの間からもろに顔を出す素肌は色気満載。
なんだか覗き見してしまったような気がして後ろめたい気持ちになってしまった。
彼が少し驚いたように目を見開きながら私を凝視して。
そして、ふわっと笑った。
「優しいんだな。お前」
ーードクン!
心臓が、とても大きく脈打つように跳ねた。
それはこの1回にとどまらず、それ以降の心拍数も通常時よりかなり早いペースで跳ね上がる。
遠隔操作でもされたみたいに。
そうなってしまうのは当たり前のことであるかのように。
私はそうなった。
彼の笑顔が、頭の深いところに焼き付いて離れない。
胸が、苦しい…
いつから、どのくらい見入ってしまっていたのだろう。
時間の感覚も失って、これでもかと彼の顔を見つめてしまっていた自分に気がつく。
これ以上見てたら、息が出来なくなっちゃいそう…っ
ここで心配停止状態で倒れてしまっている自分の姿が安易に想像出来たので、逃げるように視線を落とした。
でも、落としたその先で前触れもなく飛び込んできた彼の、はだけた胸元に
“見てはいけないものを見てしまった”
そんな気がして、すぐに視線を逸らす。
なんだか…うん。そう。とにかくこれは私は見ちゃだめなやつ。
身にまとうグレーのシャツの間からもろに顔を出す素肌は色気満載。
なんだか覗き見してしまったような気がして後ろめたい気持ちになってしまった。