溺れて、絆される
「………嫌」
「は?」
「これ以上、可愛くなりたい!」
「フフ…莉瑠、それ以上可愛くなったら大変じゃね?」
「え?」
「今でもモテてしょうがねぇのに、もっと声かけられる事が多くなるぞ?」
「だ、大丈夫だよ。
エルルがいるし…」
「確かに、お前等ずーっと一緒だもんなぁー(笑)
家でも、大学でも」
「だって…離れたくないの!」
莉瑠が少しふてくされたように言った。
「英琉は?
ウザいとかないの?」
「ない」
「あー、まぁ…本人の前では言えないわな(笑)」
「は?」
「え?」
(ウザいって、鬱陶しいってことだよね。
本人の前では言えないってことは、そう思ってるってことだよね。
私、鬱陶しいんだ…)
莉瑠は瞳を揺らし、少し落ち込んだようにメイクを再開した。
「洸介」
そんな中、英琉が洸介を睨みつけた。
「んー?」
「リルルを傷つけるなら、出ていけ」
「は?
ウザくねぇの?って聞いただけじゃん!」
「ウザいわけがないだろ?
だいたい、ウザかったらそもそも交際しない」
「はいはい…わかりました!
ごめんな、莉瑠」
「え?あ、ううん…大丈夫」
そしてマンションを出た、三人。
洸介が車で大学まで送ると言い、車を取りに行った。
英琉と莉瑠は手を繋ぎ、マンション前で待つ。
「リルル」
「ん?」
「気にしないでね」
「え?」
「さっきの洸介が言ったこと。
――――――大丈夫だからね。
俺はそんなこと、思ったことないから」
「うん、ありがとう!」
見上げて微笑むと、英琉も微笑んでくれた。
洸介に送ってもらい、大学に着く。
基本的に二人は、同じ講義をとっている。
講義室で並んで座った。
英琉はノートパソコンを取り出し、株価などを確認する。
莉瑠との生活のために、投資で金を稼いでいるからだ。
(大学入学してすぐの頃は、御笠家に生活費を世話になっていたが、今は英琉が支えられるまで儲けている)
そして一方の莉瑠は、隣に座る英琉をジッと見つめている。
「……/////」
(はぁ…カッコいい…//////)
「リルル」
「ん?」
「何?」
「ん?何って、何?」
「ジッと見すぎ」
「だって…」
「リルルが見るなら、俺も見るよ?」
「……//////それは、ダメ//////」
「どうして?リルルだけズルい」
「だって、恥ずかしい…//////
エルル、嫌?
エルルが嫌なら、やめる…」
「嫌ではないよ?
でも俺だってリルルに見つめられたら、ドキドキする。
リルルはほんと、可愛いから」
そう言って、頬に触れ撫でた。
「は?」
「これ以上、可愛くなりたい!」
「フフ…莉瑠、それ以上可愛くなったら大変じゃね?」
「え?」
「今でもモテてしょうがねぇのに、もっと声かけられる事が多くなるぞ?」
「だ、大丈夫だよ。
エルルがいるし…」
「確かに、お前等ずーっと一緒だもんなぁー(笑)
家でも、大学でも」
「だって…離れたくないの!」
莉瑠が少しふてくされたように言った。
「英琉は?
ウザいとかないの?」
「ない」
「あー、まぁ…本人の前では言えないわな(笑)」
「は?」
「え?」
(ウザいって、鬱陶しいってことだよね。
本人の前では言えないってことは、そう思ってるってことだよね。
私、鬱陶しいんだ…)
莉瑠は瞳を揺らし、少し落ち込んだようにメイクを再開した。
「洸介」
そんな中、英琉が洸介を睨みつけた。
「んー?」
「リルルを傷つけるなら、出ていけ」
「は?
ウザくねぇの?って聞いただけじゃん!」
「ウザいわけがないだろ?
だいたい、ウザかったらそもそも交際しない」
「はいはい…わかりました!
ごめんな、莉瑠」
「え?あ、ううん…大丈夫」
そしてマンションを出た、三人。
洸介が車で大学まで送ると言い、車を取りに行った。
英琉と莉瑠は手を繋ぎ、マンション前で待つ。
「リルル」
「ん?」
「気にしないでね」
「え?」
「さっきの洸介が言ったこと。
――――――大丈夫だからね。
俺はそんなこと、思ったことないから」
「うん、ありがとう!」
見上げて微笑むと、英琉も微笑んでくれた。
洸介に送ってもらい、大学に着く。
基本的に二人は、同じ講義をとっている。
講義室で並んで座った。
英琉はノートパソコンを取り出し、株価などを確認する。
莉瑠との生活のために、投資で金を稼いでいるからだ。
(大学入学してすぐの頃は、御笠家に生活費を世話になっていたが、今は英琉が支えられるまで儲けている)
そして一方の莉瑠は、隣に座る英琉をジッと見つめている。
「……/////」
(はぁ…カッコいい…//////)
「リルル」
「ん?」
「何?」
「ん?何って、何?」
「ジッと見すぎ」
「だって…」
「リルルが見るなら、俺も見るよ?」
「……//////それは、ダメ//////」
「どうして?リルルだけズルい」
「だって、恥ずかしい…//////
エルル、嫌?
エルルが嫌なら、やめる…」
「嫌ではないよ?
でも俺だってリルルに見つめられたら、ドキドキする。
リルルはほんと、可愛いから」
そう言って、頬に触れ撫でた。