執着心強めな警視正はカタブツ政略妻を激愛で逃がさない
「悪いな、俺は直情的だから。欲しいと思ったら、すぐ手に入れなきゃ気が済まない質なんだ。これでも我慢してるんだが」
美都の両腕を強く押さえ、服の上から胸もとにキスをする。
思わず溢れ出る吐息。美都の中に二十七年間眠っていた本能が、この人のものになりたいと告げていた。
本当にいいのだろうか、体を預けても? 心を委ねても?
いまいちこの男の奥底は計り知れない。
それは彼がキャリア警察官であり資産家という特殊な肩書を持つせいだろうか。それとも生来の気質か。
自分は騙されてはいないか――そんな不安がゼロでないとは言えない。
困惑する美都に、哉明は自信と欲望に満ち溢れた猛々しい眼差しで唇を奪い、そっと囁いた。
「信じて目を瞑っておけ」
美都の両腕を強く押さえ、服の上から胸もとにキスをする。
思わず溢れ出る吐息。美都の中に二十七年間眠っていた本能が、この人のものになりたいと告げていた。
本当にいいのだろうか、体を預けても? 心を委ねても?
いまいちこの男の奥底は計り知れない。
それは彼がキャリア警察官であり資産家という特殊な肩書を持つせいだろうか。それとも生来の気質か。
自分は騙されてはいないか――そんな不安がゼロでないとは言えない。
困惑する美都に、哉明は自信と欲望に満ち溢れた猛々しい眼差しで唇を奪い、そっと囁いた。
「信じて目を瞑っておけ」