その甘さ、危険度MAXにつき。

あたしと男の子、2人しかいない病室。


本当だったら帰る予定だったけど、男の子のことが気になって泊まることになったから……そのまま隣のベッドを使わせてもらうことになったんだ。



「邪魔してごめんなさ───……」


男の子のベッドから離れようとした瞬間。

足元が滑ってしまって。


「ぅわわっ……!」


男の子の元にダイブしてしまった。


ひぃーーー!

やってしまった……!!



「ご、ごめんなさい!自分の汗に滑っちゃって……!」


羞恥心に駆られ、すぐさま離れようと起き上がったのに、グイーッとあたしの身体は引き寄せられて。


え?な、何?!って思ったのも束の間。


ペロッと首筋を舐められた。




「ひあっ」


咄嗟に舐められた場所を押さえ、男の子から距離を取る。


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