弾けて、レモネード。

モダン喫茶でアルバイト。

母「どう?檸檬が行ったバイト先……楽しそう?」
檸檬「うん!店長もバイト仲間も良い人そうだし!それに、時給もちょっと高めだし………」
母「もう………家の事はもうあんまり気にしなくても大丈夫だよ。好きな事、やっていいんだかさ、ほら例えば、彼氏とか作っちゃいなさいよ!」
檸檬「何言ってんのよ母さん……もう、バイト行ってくるねー!」
母「あぁー、行っちゃった…行ってらっしゃい!気を付けてね…」

カラン

檸檬「こんにちは!」
店長「おぉ、神林さん。まだ開店30分も前じゃよ?」
檸檬「まぁ早めに来て損は無いじゃないですか」
店長「そういうものかのぅ」
檸檬「とりあえず着替えて来ますねー」
パタタ
店長「あの子はよく働いてくれるのぉ…」
伽香「そーだね」
店長「おぉ、なんだ伽香…居たのか」
伽香「居たのかって…2階が住居なんだし父さんが騒がしいから起きちまったんだよ」
檸檬「戻りまし…って、伽香さん!」
伽香「あ……ども。…てか伽香呼び止めてくれない?」
榎汐「いや!私は伽香って呼びます!呼びますから!!」
伽香「……まぁ…いいけど」
檸檬「へへ、じゃあ伽香さん!伽香さんのこの店のオススメドリンクを教えてください!」
伽香「…やっぱりコーヒーかな。この店は豆にこだわってるみたいだし」
店長「随分他人事じゃねぇかの」
伽香「他人事だろ」
店長「お前にはその内継いでもらうんじゃぞ」
伽香「……俺が?いや、俺はそういうのセンス無いよ。それに俺、やりたい事、出来たし」
店長「ぬ…まぁそう言わず…いや、いつでも此処に戻って来ればいいわい」
伽香「……」
店長「さっ、そいじゃ神林さんは料理が得意との事じゃったんで、神林さんにはサンドイッチとミニパフェの作り方を伝授しようじゃないか」
檸檬「わぁ!カフェのサンドイッチが作れる様になるとか最高じゃないっすか」
伽香「確かに喫茶店のサンドイッチ美味いもんな」
店長「…神林さんには一度、儂が作ったサンドイッチを食べてもらわねばなぁ。きっともう、他の喫茶のサンドイッチなんか食えなくなる」
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