いつまでも
「あら、また来たの?
大人しくSクラスにいればいいのに」
そうやって嫌味を言ってきたのはこのクラスのボス的存在である水谷麗華
どっか中小企業の令嬢だとか言ってたけど多分うちよりは下のランク
なぜか私にだけつっかかってくる
嫌味言われてることは黙ってるから知らないけど優菜や夏鈴にはやってないと思う
しかも、私が橘コーポレーションの娘だってことに気づいてない
とにかく、この人がこのクラスのトップに悪い意味で立っているせいで多分よく思ってくれてる子達もあっち側にまわっちゃってるんだ
私と違ってSクラスに逃げることができないから
一度目をつけられたら終わりだと思う
「そう?ごめんね
月に3回は特進クラスにも行かなきゃ行けないの」
わざとっぽく謝った
「あ〜!優愛!」