いつまでも
ショートは白鳥の湖
黒鳥もやってみたいけど、私はまだまだ大人っぽい演技ができないから
そんなことを考えてたら自分の曲かけ練習が始まったので慌ててすべり始めた
「優愛〜〜!
ちょっときなさい!」
最後のポーズを決めて少し乱れた息を整えてた頃
寺田先生にまたもや大きい声で呼出された
いつもはリンクにいることも多いのになぜかリンクサイドで見ている寺田先生
しょうがないからエッジケースを付けてリンクから上がった
「はい、何ですか?」
「あ〜、そうそう
さっきの練習は何を気をつけた?
どこが良かった?どこがだめだった?」
私に向き直ると矢継ぎ早に質問がとんできた
「え……?」