いつまでも
まあ、だんだん慣れてくると思うし、見てれば面白いからいいけどね


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次の日


いよいよ女子ショートの日がやってきた


シニアのグランプリシリーズなだけあってその国のゴールデンタイムにやるから試合は午後からで午前中は公式練習



第2グループだから第1グループよりは遅いけど、のんびりしてると遅れそうでなんとも中途半端な時間


「優愛〜、そろそろ行くよ」


寺田先生が部屋に入ってきた

私はキャリーケースの中身をざっと確認して、

「はい」

と返事をして部屋を出た


「緊張してる?」


舗道された道を歩いてたら、横から声をかけられた

「まあ…いつもよりは?」


なんとも言えない変な感じ


うずうずしてて早くすべりたい


でも、ドキドキもしててちょっぴり怖かったりもする


「大丈夫だと思うよ


今までよりも真面目に練習これてたし


去年よりはメンタルも安定してるでしょ?」

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