いつまでも

電話がなった



発信元は美香 



「もしもし?」



「優愛!大丈夫?」


ちょっと焦ってそうだった


「何が?」


「バッシングだよ!


あんなの気にしなくていいからね」



そう言われてやっと理解した



一気に血の気が引いていくのが自分でも分かった



え……?



バッシング?



カタッ




スマホが落ちて、みるみる目に涙がたまっていった



「優愛優愛!」


電話の奥で美香が必死に叫んでいる



答えれそうにもなかったのでそのまま電話を切った



落ちたスマホを拾って、SNSアプリを開く



信じられなくて自分の目で確認したかった


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