いつまでも

涙でにじんだ視界の中スマホ画面を見ていたら……



ひどかった



そこからはほとんど覚えていない



でも、優菜がきてくれた



「優愛!」


「大丈夫だから


ここはアメリカだから気にしなくていいからね」



「それに、これで棄権したり、失敗したりしたら、バッシングに負けたみたいで悔しくない?



一緒に勝と


蒼も夏鈴もみんな嘘だって分かってる


なんたって優翔はお兄ちゃんだから」


そっか…


優翔はお兄ちゃん




それがみんな分かれば嘘だってことの証明になる



みんな知らないから、知らない人で騒いでるの……?



許せない!


なんか一気にあんなやつらに負けたくなくなった



「そうだね……


私、絶対優勝してみせる!」


「その意気よ


嘘なんてすぐ証明されるから

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