運命の彼と極上の愛を〜夫の不倫の証拠集めの為に雇った探偵の彼は、沢山の愛で私を満たしてくれる〜
「何で、弁護士なんかが? 何かの間違いじゃねぇの? アイツにそんなモンが必要とは思えねぇけど?」
思い当たる節があるからなのか、貴哉はかなり焦っている様子だった。
だけど、私はまだ不倫の事をバラしたくは無くて、何とかして杉野さんにその事を伝えようと思ったのだけど、
「そうですか? 彼女は悩んでいましたよ? 貴方が暴力を振るってくる事を」
「はあ? んなモン、してねぇし」
「先程も、していましたよね? 凄い音と悲鳴のような声が聞こえて来ましたし」
「だから、そんな訳ねぇって! 他の部屋と勘違いしてんじゃねぇの!?」
杉野さんは私が「不倫」の相談をしたのではなく、「暴力を振るわれている件」を相談してきたという設定で貴哉の前に現れたらしい。
(杉野さん、あの痣がぶつけたものじゃないって、気付いてたの?)
けれど、あくまでも白を切るつもりの貴哉は知らない、そんな事はしてないと言い続けたものの、
「そんな筈はありませんけどね? ほら、ここに全ての証拠が残ってますよ? この声、貴方と璃々子さんのものですよね?」
杉野さんはある機械を取り出すと、証拠となる音声を一部流していく。
その音声は先程私が貴哉に蹴られているところや、怒鳴り散らされているところで、何故だが分からないけれど、暴力を振るわれた一部始終が録音されていたのだ。
思い当たる節があるからなのか、貴哉はかなり焦っている様子だった。
だけど、私はまだ不倫の事をバラしたくは無くて、何とかして杉野さんにその事を伝えようと思ったのだけど、
「そうですか? 彼女は悩んでいましたよ? 貴方が暴力を振るってくる事を」
「はあ? んなモン、してねぇし」
「先程も、していましたよね? 凄い音と悲鳴のような声が聞こえて来ましたし」
「だから、そんな訳ねぇって! 他の部屋と勘違いしてんじゃねぇの!?」
杉野さんは私が「不倫」の相談をしたのではなく、「暴力を振るわれている件」を相談してきたという設定で貴哉の前に現れたらしい。
(杉野さん、あの痣がぶつけたものじゃないって、気付いてたの?)
けれど、あくまでも白を切るつもりの貴哉は知らない、そんな事はしてないと言い続けたものの、
「そんな筈はありませんけどね? ほら、ここに全ての証拠が残ってますよ? この声、貴方と璃々子さんのものですよね?」
杉野さんはある機械を取り出すと、証拠となる音声を一部流していく。
その音声は先程私が貴哉に蹴られているところや、怒鳴り散らされているところで、何故だが分からないけれど、暴力を振るわれた一部始終が録音されていたのだ。