運命の彼と極上の愛を〜夫の不倫の証拠集めの為に雇った探偵の彼は、沢山の愛で私を満たしてくれる〜
「すみません、お電話した小西です」
「小西様、お待ちしておりました、中へどうぞ」
翌日、家事を早々に済ませた私は家を出る前に電話をして伺う事を伝えていた『杉野探偵事務所』へやって来た。
五階建てビルの三階にある事務所のインターホンを押して名乗ると、中からウルフスタイルでパーマがかった茶髪の男の人が出迎えてくれた。
中へ案内された私は応接室のような個室へ通され、椅子に座るよう促されたのでペコリと頭を軽く下げて腰を下ろす。
他の従業員の姿は無く、出迎えてくれた男の人がお茶を淹れて持って来てくれた。
「では早速ですが、今回小西様を担当させていだたく杉野 由季です。よろしくお願い致します」
彼――杉野さんは私の向かい側に座るや否や、名刺入れから一枚名刺を取り出すと、名乗りながら手渡して来る。
「あ、ありがとうございます。小西 璃々子です。こちらこそよろしくお願い致します」
そして名刺を受け取った私もまた、彼に倣って名を名乗り、
「それで、今回はどのようなご依頼内容でしょうか?」
「……実は、恥ずかしながら夫が不倫していまして、その証拠を集めて貰いたくて、伺いました。こちらでは浮気調査なども引き受けてくださると聞いたものですから……。お願いできますか?」
本題である依頼内容を口にした。
「小西様、お待ちしておりました、中へどうぞ」
翌日、家事を早々に済ませた私は家を出る前に電話をして伺う事を伝えていた『杉野探偵事務所』へやって来た。
五階建てビルの三階にある事務所のインターホンを押して名乗ると、中からウルフスタイルでパーマがかった茶髪の男の人が出迎えてくれた。
中へ案内された私は応接室のような個室へ通され、椅子に座るよう促されたのでペコリと頭を軽く下げて腰を下ろす。
他の従業員の姿は無く、出迎えてくれた男の人がお茶を淹れて持って来てくれた。
「では早速ですが、今回小西様を担当させていだたく杉野 由季です。よろしくお願い致します」
彼――杉野さんは私の向かい側に座るや否や、名刺入れから一枚名刺を取り出すと、名乗りながら手渡して来る。
「あ、ありがとうございます。小西 璃々子です。こちらこそよろしくお願い致します」
そして名刺を受け取った私もまた、彼に倣って名を名乗り、
「それで、今回はどのようなご依頼内容でしょうか?」
「……実は、恥ずかしながら夫が不倫していまして、その証拠を集めて貰いたくて、伺いました。こちらでは浮気調査なども引き受けてくださると聞いたものですから……。お願いできますか?」
本題である依頼内容を口にした。