詩に恋を
放課後私は1人で明日の文化祭の


最終確認をしていた。


「あ、壊れてるよ~。」


劇で使う小道具が壊れていて、


ガムテープを準備室に借りに行った。





~♪~♪~♪~


ギターの音が聞こえた。


音が聞こえる方へ行ってみると、


ギターを弾いていたのは


D組の、あの男子だった。


彼は、歌をうたいながら


階段でギターを弾いていた。


ギターだけじゃなくて、歌も上手いんだ。


私は勝手に彼の歌とギターを聴いていた。


「なにしてんの。」


突然歌とギターの音が消えた。


「え…あ、あの、ごめんなさい。
勝手に聴いてました。」


「まぁ、別にいいけど。」


「あ…はい。あのときはどうも。
3階の倉庫で。」


「あぁ。いいって。つか、俺
ただ電気つけただけじゃん。」


彼は笑って答えた。





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