詩に恋を
-ブー-


劇が始まって私の出番。


スカートが超短いメイド服を着て、


髪の毛をおだんごにして、


ステージに立った。


超恥ずかしい。


あまりの緊張と恥ずかしさで、


頭が真っ白になった。





…セリフ、なんだっけ。


忘れ…ちゃった。


ヤバイ。どうしよう。


「えっと…わた、私、メイドです!」


会場が一気に静まった。


ヤバ。何言ってるんだろう私。


しかし1人だけ、爆笑している人が…いた。


それはあの彼だった。


かなり動揺しながらも、無事に劇は終わった。


無事…?じゃないか。






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