詩に恋を
「ねぇ愛理!
愛理の好きな人、うちらと
同じクラスなんでしょ?」


「どの人?」


亜紀と紗希は目を輝かせて
聞いてきた。


「え・・と、あの人。
窓側の・・。」


「うっそ!マジ?
意外とカッコイイじゃん!」


「ねぇ、紹介してよ!」


「えぇぇ?!私たち
そんな仲じゃないよ~。」


そんな話をしているとき、
私は村里くんに呼ばれた。


亜紀と紗希に冷やかされながらも
私は村里くんの元へ行った。


「どうしたの?」


「・・・いや~。
その・・メアド教えてくんない?」


「・・え・・・・・・
・・・・う、うん。」


私は頭が真っ白になった。


メアドを聞かれるなんて
思いもしなかったこと。


ビックリして、驚いて、
嬉しくて。


私はそのことをすぐに
亜紀と紗希に報告した。







帰り道。


私は、綺麗な夕日を見ながら
幸せに浸っていた。


「なんか、急展開すぎるなぁ。
今日の夜、メールくるかなぁ。
初めはなんて返信しよっかな。」


色んなことを考えてると
勝手に顔がニヤけた。


夜が楽しみ。




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