詩に恋を
翌日、私は学校に行きたくなかった。


「おっはよー愛理!」


いつものようにテンションの高い
亜紀は笑顔であいさつをしてきた。


「おはよ。」


「何ーどしたの?元気ないじゃん。」


「そんなことないよ。元気元気!」


私は元気な素振を見せた。


そして、村里君が教室に入ってきた。


「あっ谷川!昨日、蓮からメールきた?」


「え・・あ、あぁ、うん。」


「あいつ中学んときからのダチ。
お前に一目惚れしたんだって。
悪い奴じゃないから!結構かっこいいし!」


「・・・・。」


「?どうしたんだよ。
そんな暗い顔して。」


「え、あ、なんでもないよ!
昨日結構メールしてたんだぁ!」


「そうか!よかった。
まぁ、仲良くしてやってくれ!」


「・・うん!」


村里君と話してるときの
私の顔は全部作り笑い。


これが村里君に見せる
精一杯の笑顔だった。
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