詩に恋を
~~~~♪


『今日の放課後会える?』


メールは佐藤君からだった。


『うん、大丈夫(^^)v』


『じゃ、放課後校門で待ってる!』


今日佐藤君と初めて会うことになった。







放課後、私は校門に向かった。


手を振っている人がいる。


その人が佐藤君だった。


「初めまして。佐藤蓮です。」


背が高くて、茶髪で、
かっこよく制服を着こなしている。


「初めまして。谷川愛理です。」


軽く自己紹介をして、ファミレスに向かった。


しばらくファミレスでしゃべっていた。


「俺さ~谷川さんタイプなんだよね。
だからマジで嬉しい!
耕也がダチでよかった~!」


佐藤君は笑って言った。


「なんか聞きたいことある?」


「村里君って、彼女とかいるのかな。」


「え・・・?」


「あっ!いや!なんか、いそうだな~と思って。」


私は慌ててフォローをいれた。


「あぁ。あいつ、他校にいるんだ。
中3の頃から付き合ってる。」


「そ、そうなんだ。やっぱりな~。」


私は笑って見せて、溢れ出れきそうな涙を
グッとこらえた。


その後も話をしたけれど、
私は涙をこらえるのに必死で
何も聞いていなかった。


「今日はありがとう。
じゃ、またな。」


「うん。バイバイ。」
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