詩に恋を
-翌日。


「ねーねー!昨日私が言ってた、
D組の転校生見に行こうよー!」


「そんな暇ないってー。」


私は反対したが紗希は亜紀の話にのった。


「いいねー!私も見てみた~い♪」


そして私は強制的にD組に連れてかれた。





「あっ、あの人!少し髪茶色っぽくて、
机に座ってる人!」


「へ~!結構カッコイイ。」


「でしょー?」


亜紀と紗希は意気投合したらしい。


その一方、私はギターを弾いている


男子に目がいった。


…どっかで見たことある。


えっと、確か…。


「あ。」


「愛理?どうしたの?何?『あ。』って。」


「いや、なんでもない。」


そうだ。昨日の電気の人だ。


あの人、D組だったんだ。


っていうか、同じ年だったんだ。


…ギター…上手。





その日から私は、


あの上手なギターを聴きたくて


D組の教室の前を通って


自分の教室に行くようにった。






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