人生を諦めた私へ、冷酷な産業医から最大級の溺愛を。
…本当に見なければ良かった。
サービス終了の文字を見てから、零れる涙が止まらない。
ふかふかのソファに横たわり、自分の意思とは関係無く流れ出る涙をタオルで受け止める。
「………」
死にたい。
死にたい、死にたい。
結局、私なんていらないんだ。
いらない。
いらない。消えたい。死にたい。
「…………」
体が動かないのが救いだ。
瞬間的に気持ちが昂ることはあるが、体が動く気配は無い。
「…にゃーん……」
「……」
体が動かないのは、私の足の上に座っている、ジャスティスのお陰かもしれない…。