可愛い私は同級生のイケメンたちに溺愛される
どんどん名前が呼ばれていく。

「早乙女!」

緊張しながらも前へ出る。

「満点!さすがだな!」

ふぅ 沢山勉強したかいがあったかな。

席に戻ると、春輝はニコッと微笑んで

「すごいね」

ボソッっと囁いた。

「はい次!春輝」

「はぁーい」

「おい。お前、0点って…なんで何も書かなかったんだ!」

「だって、何もわからなかったから」

そんなことを言っている春輝に呆れる。

(バカだな…)

先生は怒ったように


「もういい!早乙女!お前放課後こいつに明後日の小テストの勉強手伝ってやれ!」

「は?」

頭が真っ白になる。

(何言ってるんだ!!先生!!)

春輝はニヤリと笑い、

「よろしく〜」

と悪魔のように笑う。

(最悪!!)

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