別れさせ屋は恋愛不信な彼女との運命の愛を離さない
冬和は抵抗せずに彼を受け入れる。
壁に押し付け、久遠はそのまま首筋にもキスをする。
「待って、こんなところで。シャワーを……」
「ダメ。待てない」
そのまま冬和の服を脱がす。
あらわになった下着姿の胸元にもキスをする。
彼女のこらえきれない吐息に、彼は目を細める。
「お願い、ここじゃ、嫌……」
久遠は顔を上げた。
切なく見上げて懇願する冬和に、ぺろりと唇を舐める。
「たまらないな、それ」
久遠は何度もキスをして服を脱がしながら冬和をベッドに誘導する。
ゆっくりと押し倒すとその上にのしかかり、じっと冬和の目を見る。
熱く潤んだ瞳に、久遠の胸がかきたてられる。
久遠は彼女に愛撫の雨を降らす。雨音は彼女の声。激しくなる豪雨に、雨音もまた激しくなる。
やがて二人はすべてを脱ぎ捨て、肌を重ねた。
充足感に幸福感が加わり、今までにない恍惚が久遠を酔わせた。
彼は夢中で彼女を愛した。
この先は二人で幸せになるのだと、信じて疑わなかった。
なのに。
翌朝、久遠が目を覚ますと、冬和の姿はなかった。
「冬和さん……」
ベッドに置き上がり、額に手を当ててその名を呟く。
広くがらんとした部屋に、クーラーの稼働音だけが響く。
しばらくして、彼は決然と顔を上げた。
「別れさせないから」
久遠は言い、ベッドを降りた。
壁に押し付け、久遠はそのまま首筋にもキスをする。
「待って、こんなところで。シャワーを……」
「ダメ。待てない」
そのまま冬和の服を脱がす。
あらわになった下着姿の胸元にもキスをする。
彼女のこらえきれない吐息に、彼は目を細める。
「お願い、ここじゃ、嫌……」
久遠は顔を上げた。
切なく見上げて懇願する冬和に、ぺろりと唇を舐める。
「たまらないな、それ」
久遠は何度もキスをして服を脱がしながら冬和をベッドに誘導する。
ゆっくりと押し倒すとその上にのしかかり、じっと冬和の目を見る。
熱く潤んだ瞳に、久遠の胸がかきたてられる。
久遠は彼女に愛撫の雨を降らす。雨音は彼女の声。激しくなる豪雨に、雨音もまた激しくなる。
やがて二人はすべてを脱ぎ捨て、肌を重ねた。
充足感に幸福感が加わり、今までにない恍惚が久遠を酔わせた。
彼は夢中で彼女を愛した。
この先は二人で幸せになるのだと、信じて疑わなかった。
なのに。
翌朝、久遠が目を覚ますと、冬和の姿はなかった。
「冬和さん……」
ベッドに置き上がり、額に手を当ててその名を呟く。
広くがらんとした部屋に、クーラーの稼働音だけが響く。
しばらくして、彼は決然と顔を上げた。
「別れさせないから」
久遠は言い、ベッドを降りた。