【コミカライズ】愛しのあの方と死に別れて千年 ~今日も私は悪役令嬢を演じます~〈2〉



 僕は静かに瞼を上げた。暗い天井だけが僕の視界に映る。

 まだ真夜中、僕は深いため息をついてゆっくりと身体を起こした。――ベッドが軋む。


「……ユリア、もうすぐだ。もうすぐ君を、迎えに行ける」


 僕は暗い部屋の窓から――あの日の夜と同じ白い月を見上げ――愛する愛する彼女の姿を思い浮かべ、ただ一人小さく、呟いた。


《To be continued》
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