小羽根と自由な仲間達
すると、他の部員達は。
「アホくさ。一人で行ってろよ」
李優先輩は、まったく興味なさげ。
「何を言うか李優君!」
「『frontier』が好きなのはあんただけだろ。俺達は別に興味ないんだ。一人で行けば良いだろ。俺達を巻き込むな」
身も蓋もないですね。
その通りですけど。
「一人で行くには限界があるから、皆を誘ってんだよ!一人で行ったって、精々1、2回しかくじ引けないだろ!」
え、そうなんですか?
「言われてみれば、確かに…。『MKハンバーガー』で一人で千円分食べるのって、結構大変ですもんね。家族がいるならまだしも…」
と、唱先輩。
「…そんなに安いんですか?『MKハンバーガー』って…」
「小羽根さん、行ったことないんですか?」
「じ、実は…」
「…なかなかの温室育ちですね…」
済みません。僕、温室育ちで。
「一番高いセットでも、精々8、900円台ですよ」
セット…。セットって何が付いてるんだろう?
ハンバーガーとドリンクのセット?
「ハンバーガーってカロリー高いので、1セット食べるだけで結構お腹に溜まるんですよね」
「ドリンクを炭酸系にすると、更に満足感上がるよな」
「うん。萌音も『MKハンバーガー』だと、ビッグMKバーガー10個くらいしか食べられないもん」
萌音先輩、謙遜して言ってますが、ハンバーガー10個って何気に相当凄いのでは?
しかもビッグ。
「そうなんだよ。本来なら、萌音ちゃんに食べてもらえば余裕かなーって思ってたんだけど…」
「萌音に食べさせ過ぎるなよ。この間ドーナツ食べ過ぎで胃もたれしたばかりなのに」
と、すかさず口を尖らせる李優先輩。
…ですよね。
萌音先輩の胃は今病み上がりなので、食べ過ぎは禁物です。
ましてや、ハンバーガーなんて脂っこい食べ物は危険ですよ。
控えめにしましょう。
「ってな訳で、萌音ちゃんに頼めないなら、君達全員の力を借りるしかない。協力してくれるな?」
…と、言われましても…。
事情は分かりましたが…。
「何で俺が協力しなきゃいけないんです。キャンペーングッズが欲しいのはまほろさんでしょう?一人で頑張ったらどうですか」
「俺は別に『frontier』、特にファンじゃないしな」
唱先輩と李優先輩は、まほろ部長に塩対応であった。
「君達…。血も涙もない奴らだな…」
「萌音は別に良いよー」
「萌音ちゃんめっちゃ良い子!なんて優しい子なんだ!」
萌音先輩も、「自分には関係ないから」と言って断っても良いのに。
現状、まほろ部長の味方は萌音先輩だけですね。
「アホくさ。一人で行ってろよ」
李優先輩は、まったく興味なさげ。
「何を言うか李優君!」
「『frontier』が好きなのはあんただけだろ。俺達は別に興味ないんだ。一人で行けば良いだろ。俺達を巻き込むな」
身も蓋もないですね。
その通りですけど。
「一人で行くには限界があるから、皆を誘ってんだよ!一人で行ったって、精々1、2回しかくじ引けないだろ!」
え、そうなんですか?
「言われてみれば、確かに…。『MKハンバーガー』で一人で千円分食べるのって、結構大変ですもんね。家族がいるならまだしも…」
と、唱先輩。
「…そんなに安いんですか?『MKハンバーガー』って…」
「小羽根さん、行ったことないんですか?」
「じ、実は…」
「…なかなかの温室育ちですね…」
済みません。僕、温室育ちで。
「一番高いセットでも、精々8、900円台ですよ」
セット…。セットって何が付いてるんだろう?
ハンバーガーとドリンクのセット?
「ハンバーガーってカロリー高いので、1セット食べるだけで結構お腹に溜まるんですよね」
「ドリンクを炭酸系にすると、更に満足感上がるよな」
「うん。萌音も『MKハンバーガー』だと、ビッグMKバーガー10個くらいしか食べられないもん」
萌音先輩、謙遜して言ってますが、ハンバーガー10個って何気に相当凄いのでは?
しかもビッグ。
「そうなんだよ。本来なら、萌音ちゃんに食べてもらえば余裕かなーって思ってたんだけど…」
「萌音に食べさせ過ぎるなよ。この間ドーナツ食べ過ぎで胃もたれしたばかりなのに」
と、すかさず口を尖らせる李優先輩。
…ですよね。
萌音先輩の胃は今病み上がりなので、食べ過ぎは禁物です。
ましてや、ハンバーガーなんて脂っこい食べ物は危険ですよ。
控えめにしましょう。
「ってな訳で、萌音ちゃんに頼めないなら、君達全員の力を借りるしかない。協力してくれるな?」
…と、言われましても…。
事情は分かりましたが…。
「何で俺が協力しなきゃいけないんです。キャンペーングッズが欲しいのはまほろさんでしょう?一人で頑張ったらどうですか」
「俺は別に『frontier』、特にファンじゃないしな」
唱先輩と李優先輩は、まほろ部長に塩対応であった。
「君達…。血も涙もない奴らだな…」
「萌音は別に良いよー」
「萌音ちゃんめっちゃ良い子!なんて優しい子なんだ!」
萌音先輩も、「自分には関係ないから」と言って断っても良いのに。
現状、まほろ部長の味方は萌音先輩だけですね。