小羽根と自由な仲間達
作者あとがき
これにて本編終了、ここから作者のあとがきですので、本編にしか興味ないわ、の方はUターンで大丈夫です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
さて、それでは恒例の作品解説に入りましょうか。
まずこちらの作品ですが、実は、書いてる途中で一回ぶん投げたことがあります。
確か9章くらいだったかな…。加那芽兄様の回想辺りで一度放り出しています。
が、それは何も、小羽根君が悪い訳ではありません。
奴のせいです。そう、私の頭の中に不定期に現れては、フェロモンを撒き散らす男が。
ルレイアが唐突に私の頭の中に、「ちょっと通りますよー」してきてしまって。
作品の公開順が今の段階では分からないので、未来の私に託すしかないんですが。
もう公開してるんでしょうか。エロマフィア第八弾。
ともあれ、ルレイアを途中に挟んだので、しばらく小羽根君を放置してしまったという経緯があります。
戻ってきた時、エロマフィアとのあまりの作風の格差に愕然とし、このまま脱走しそうになったのは内緒です。
それはあまりにも、小羽根君が可哀想ですからね。
作者に放置ゲーされてしまった小羽根君も、数多きルレイアの犠牲者ということで。
彼の罪は重い。
ともあれ、そんなルレイアの重圧にも負けず、何とか完結まで漕ぎ着けたことを嬉しく思います。
若干尻切れトンボ感はありますが、一応、書きたいことは全部書けたので満足かな。
私の普段の作品に慣れていらっしゃる読者様にとっては、今回の作品はちょっと異作と言いますか、いつもと違うなーって感じがしたと思います。
私もそう思います。
大抵学園モノを書く時は、同級生のお友達と、体育祭だの夏休みだの、季節の学校行事の様子を描くことが多かったんですが。
今回、そういう学校イベントネタはかなり控えめでしたね。
主人公の周囲はもっぱら先輩達ばかりで、小羽根君が普段、クラスメイトとどんな様子で過ごしているのかについては、ほぼまったく描かれておりません。
ほとんどのシーンが、放課後の部活の時間でしたもんね。
クラスメイトに仲の良い人はいるのだろうか。小羽根君。
家柄はともかく、人当たりは良い子なので、よくお話する友達くらいはいそう。
たまにはそういうのも良いかなーと思って。
この作品最初に始める時、実は結構悩みました。
まず、主人公が所属する部活を何部にするかで悩みましたね。
やっぱりこう、どうせなら、小説でしか描けない独自の部活にしたいじゃないですか。
全国の色んな珍しい部活を調べて、あれも良いなぁ、これも良いなぁと迷いまくり。
でも一つに絞ってしまうと、話が偏るなぁとも思い。
あれこれ悩んだ結果、「じゃあいっそ、色んなことをする部活」ってどうだ?という。
贅沢、かつアホの発想で、「自由研究部」ということになりました。
実際あったら楽しそうですよね。
今日は皆でお菓子作り。明日は皆でホラー映画鑑賞会。明後日は皆で絵を描いて。みたいな。
部活と言うより、仲良しグループが毎日放課後に遊んでるみたいな感じ。
そう思うと凄く楽しそう。青春だなぁ。
小羽根君は、当初の予定の美術部より、自由研究部の方が似合ってるよ。
それじゃ、登場人物一人一人解説していこうかな。
まず主人公、無悪小羽根君。
無悪(さかなし)という名字と、「こはね」という名前は、当初から決まってたんですが。
こはねを「小羽根」と漢字にするか、「こはね」と平仮名にするかで迷いました。
無悪小羽根、って字面的になんか怖そうじゃないです?
何だかくどいし。
でも、平仮名にすると間抜けっぽいなーと思って、結局漢字で「小羽根」にしました。
しかし可愛い名前だな。小羽根君。女の子でも通じそうな名前。
その可愛い名前に似合わず、生い立ちは結構重いですね。
金持ちの家の妾の子として生まれ、実の両親が亡くなって、親戚をたらい回しにされ。
あちこちで要らない者扱いされた後、無悪家のお屋敷に来たけども、継母には嫌われ、目の敵にされ。
しかし、そこで加那芽兄様に会えたのは、小羽根君にとって幸福なことでした。
元々この物語は、自由研究部じゃなくて、小羽根君と加那芽兄様が主軸のお話なんですよね。
二人の仲良し兄弟の物語を書きたい、っていうのがそもそもの発端だったような…。
シスコンお兄ちゃんはこれまでに書いたことがありますが、ブラコンお兄ちゃんは新鮮。
まぁ小羽根君みたいな可愛い弟だったら、加那芽兄様じゃなくてもデレデレになるのは分かる。
お兄ちゃんがハイスペック過ぎて霞んでいますが、小羽根君もなかなか、かなりの高スペックだと思いますよ。
本人は、あまり認めてませんけどね。
甘いもの、特にチョコレートが好きで、シルナと話が合いそう。
誰に対しても言葉遣いが丁寧なのと、たまに(主にまほろ部長に対して)毒舌が出る、若干の腹黒さがあるのはナジュ君に似てますね。
主人公としての書きやすさは、10段階中6〜7くらいでしょうか。
書きやすい!ってほどでもないですが、書きにくい…って訳ではないです。決して。
本編中に書きそびれましたが、実は小学校くらいの時に家柄のことが原因でクラスメイトにいじめられた、という切ない過去があります。
ちなみにその時は、加那芽兄様が裏で暗躍し。
小羽根も知らないうちに、お兄ちゃんがいじめっ子達を地獄に突き落としております。怖っ。
味方にすると最高に頼もしいお兄ちゃんですが、敵に回すとあまりにも恐ろしい。
小羽根君は加那芽兄様大好きなので、これからも兄弟仲良く過ごして欲しいですね。
一緒にドライブとか行ってそう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
さて、それでは恒例の作品解説に入りましょうか。
まずこちらの作品ですが、実は、書いてる途中で一回ぶん投げたことがあります。
確か9章くらいだったかな…。加那芽兄様の回想辺りで一度放り出しています。
が、それは何も、小羽根君が悪い訳ではありません。
奴のせいです。そう、私の頭の中に不定期に現れては、フェロモンを撒き散らす男が。
ルレイアが唐突に私の頭の中に、「ちょっと通りますよー」してきてしまって。
作品の公開順が今の段階では分からないので、未来の私に託すしかないんですが。
もう公開してるんでしょうか。エロマフィア第八弾。
ともあれ、ルレイアを途中に挟んだので、しばらく小羽根君を放置してしまったという経緯があります。
戻ってきた時、エロマフィアとのあまりの作風の格差に愕然とし、このまま脱走しそうになったのは内緒です。
それはあまりにも、小羽根君が可哀想ですからね。
作者に放置ゲーされてしまった小羽根君も、数多きルレイアの犠牲者ということで。
彼の罪は重い。
ともあれ、そんなルレイアの重圧にも負けず、何とか完結まで漕ぎ着けたことを嬉しく思います。
若干尻切れトンボ感はありますが、一応、書きたいことは全部書けたので満足かな。
私の普段の作品に慣れていらっしゃる読者様にとっては、今回の作品はちょっと異作と言いますか、いつもと違うなーって感じがしたと思います。
私もそう思います。
大抵学園モノを書く時は、同級生のお友達と、体育祭だの夏休みだの、季節の学校行事の様子を描くことが多かったんですが。
今回、そういう学校イベントネタはかなり控えめでしたね。
主人公の周囲はもっぱら先輩達ばかりで、小羽根君が普段、クラスメイトとどんな様子で過ごしているのかについては、ほぼまったく描かれておりません。
ほとんどのシーンが、放課後の部活の時間でしたもんね。
クラスメイトに仲の良い人はいるのだろうか。小羽根君。
家柄はともかく、人当たりは良い子なので、よくお話する友達くらいはいそう。
たまにはそういうのも良いかなーと思って。
この作品最初に始める時、実は結構悩みました。
まず、主人公が所属する部活を何部にするかで悩みましたね。
やっぱりこう、どうせなら、小説でしか描けない独自の部活にしたいじゃないですか。
全国の色んな珍しい部活を調べて、あれも良いなぁ、これも良いなぁと迷いまくり。
でも一つに絞ってしまうと、話が偏るなぁとも思い。
あれこれ悩んだ結果、「じゃあいっそ、色んなことをする部活」ってどうだ?という。
贅沢、かつアホの発想で、「自由研究部」ということになりました。
実際あったら楽しそうですよね。
今日は皆でお菓子作り。明日は皆でホラー映画鑑賞会。明後日は皆で絵を描いて。みたいな。
部活と言うより、仲良しグループが毎日放課後に遊んでるみたいな感じ。
そう思うと凄く楽しそう。青春だなぁ。
小羽根君は、当初の予定の美術部より、自由研究部の方が似合ってるよ。
それじゃ、登場人物一人一人解説していこうかな。
まず主人公、無悪小羽根君。
無悪(さかなし)という名字と、「こはね」という名前は、当初から決まってたんですが。
こはねを「小羽根」と漢字にするか、「こはね」と平仮名にするかで迷いました。
無悪小羽根、って字面的になんか怖そうじゃないです?
何だかくどいし。
でも、平仮名にすると間抜けっぽいなーと思って、結局漢字で「小羽根」にしました。
しかし可愛い名前だな。小羽根君。女の子でも通じそうな名前。
その可愛い名前に似合わず、生い立ちは結構重いですね。
金持ちの家の妾の子として生まれ、実の両親が亡くなって、親戚をたらい回しにされ。
あちこちで要らない者扱いされた後、無悪家のお屋敷に来たけども、継母には嫌われ、目の敵にされ。
しかし、そこで加那芽兄様に会えたのは、小羽根君にとって幸福なことでした。
元々この物語は、自由研究部じゃなくて、小羽根君と加那芽兄様が主軸のお話なんですよね。
二人の仲良し兄弟の物語を書きたい、っていうのがそもそもの発端だったような…。
シスコンお兄ちゃんはこれまでに書いたことがありますが、ブラコンお兄ちゃんは新鮮。
まぁ小羽根君みたいな可愛い弟だったら、加那芽兄様じゃなくてもデレデレになるのは分かる。
お兄ちゃんがハイスペック過ぎて霞んでいますが、小羽根君もなかなか、かなりの高スペックだと思いますよ。
本人は、あまり認めてませんけどね。
甘いもの、特にチョコレートが好きで、シルナと話が合いそう。
誰に対しても言葉遣いが丁寧なのと、たまに(主にまほろ部長に対して)毒舌が出る、若干の腹黒さがあるのはナジュ君に似てますね。
主人公としての書きやすさは、10段階中6〜7くらいでしょうか。
書きやすい!ってほどでもないですが、書きにくい…って訳ではないです。決して。
本編中に書きそびれましたが、実は小学校くらいの時に家柄のことが原因でクラスメイトにいじめられた、という切ない過去があります。
ちなみにその時は、加那芽兄様が裏で暗躍し。
小羽根も知らないうちに、お兄ちゃんがいじめっ子達を地獄に突き落としております。怖っ。
味方にすると最高に頼もしいお兄ちゃんですが、敵に回すとあまりにも恐ろしい。
小羽根君は加那芽兄様大好きなので、これからも兄弟仲良く過ごして欲しいですね。
一緒にドライブとか行ってそう。