マジックキャンディー
家に着いた時には、8時をまわっていた。

「ただいまー!」

「おかえりー。あんた、今日学校サボったでしょう!」

お母さんが、エプロンをしたまま、
玄関まで私を迎えに来た。。。

私の母43歳。
私の母は、私にとって、友達のような存在で、
困った時や、悩みなんかは全て母に相談してた。
もちろん、恋愛は別だけど。。。

多少の悪事は許してくれる。
もちろん、犯罪にならない程度だけど、、、
たまに、学校をサボるとか、それぐらいなら
大目に見てくれた。

「あんた、どこ行ってたの?
学校から、連絡あったんだから、、
先生に、言い訳するの大変だったのよ!」

「ごめーん。」

「今日はあんたの誕生日だから、大目に見とくけど、
あんまり、お母さんを心配させないでよー!
メールぐらい入れときなさい!」

「はーイ!ごめんね!今日は、
幸恵たちとディズニーランドに行ってた!
幸恵たちが、ディズニーランドの券を誕生日に
用意しといてくれてさ!」

「よかったね!」
お母さんは、あたしの頭をクシャッてなでた。



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