極上の彼女と最愛の彼 Vol.2 〜Special episode〜
「はあ、もううっとり…。後ろ姿まで美しいわ」
ビデオカメラを回しながら、聞こえてきた言葉に、透は心の中で、うんうんと頷く。
大階段を下まで下りた大河と瞳子は、花が咲き乱れるガーデンの小道を進んでいく。
洋平達の結婚式から半年が経った4月の初め。
ようやく結ばれた瞳子と大河の結婚式が執り行われていた。
今日の二人の結婚式は、一日一組限定のゲストハウスウェディング。
ステンドグラスが見事なチャペルでの挙式のあとは、大階段でのフラワーシャワーとガーデンでのブーケトス。
そして披露宴会場でフレンチのフルコースを味わうと、オープンテラスでのデザートブュッフェやプールサイドでお酒を飲んだりも出来る。
思い思いに新郎新婦と会話を楽しみながら写真を撮ったりと、和やかで楽しい一日が過ごせそうだった。
瞳子と大河はガーデンの中央まで来ると、向かい合って何やら言葉を交わした。
大河の言葉に照れたように、瞳子は微笑みながら、両手で胸に抱えたブーケに顔を寄せている。
「ひゃー、もうどこをどう撮っても絵になるな」
「分かる!ドレスのトレーンが長くて美しい後ろ姿も、新郎の顔をそっと見上げて微笑む横顔も、どの瞬間の瞳子さんも綺麗で目が釘付けになっちゃう」
「そうそう!カメラをめちゃくちゃ連写したい気分」
「あー、確かに!」
テンポ良く掛け合いをしてから、ようやく透は「ん?」と顔を上げた。
すぐ下の段に立って、うっとりと瞳子達を見つめている女の子が目に入る。
どうやらこの子と自然に会話をしていたようだった。
ビデオカメラを回しながら、聞こえてきた言葉に、透は心の中で、うんうんと頷く。
大階段を下まで下りた大河と瞳子は、花が咲き乱れるガーデンの小道を進んでいく。
洋平達の結婚式から半年が経った4月の初め。
ようやく結ばれた瞳子と大河の結婚式が執り行われていた。
今日の二人の結婚式は、一日一組限定のゲストハウスウェディング。
ステンドグラスが見事なチャペルでの挙式のあとは、大階段でのフラワーシャワーとガーデンでのブーケトス。
そして披露宴会場でフレンチのフルコースを味わうと、オープンテラスでのデザートブュッフェやプールサイドでお酒を飲んだりも出来る。
思い思いに新郎新婦と会話を楽しみながら写真を撮ったりと、和やかで楽しい一日が過ごせそうだった。
瞳子と大河はガーデンの中央まで来ると、向かい合って何やら言葉を交わした。
大河の言葉に照れたように、瞳子は微笑みながら、両手で胸に抱えたブーケに顔を寄せている。
「ひゃー、もうどこをどう撮っても絵になるな」
「分かる!ドレスのトレーンが長くて美しい後ろ姿も、新郎の顔をそっと見上げて微笑む横顔も、どの瞬間の瞳子さんも綺麗で目が釘付けになっちゃう」
「そうそう!カメラをめちゃくちゃ連写したい気分」
「あー、確かに!」
テンポ良く掛け合いをしてから、ようやく透は「ん?」と顔を上げた。
すぐ下の段に立って、うっとりと瞳子達を見つめている女の子が目に入る。
どうやらこの子と自然に会話をしていたようだった。