極上の彼女と最愛の彼 Vol.2 〜Special episode〜
第二章 ハルと倉木
「あーん、挙式に間に合わなかったよー。でもまだ披露宴があるもんね。あー、早く見たい!瞳子ちゃんのドレス姿!」
腕にはめたホーラ・ウォッチのSAKURAモデルで時間を確かめ、谷崎 ハルは式場の大きな門扉からアプローチを駆け抜けてガーデンへと向かった。
「あ、いた!キャー、瞳子ちゃん綺麗!」
ガーデンでカメラマンに写真を撮られている新郎新婦を見つけると、ハルは思わず声に出して感激する。
「えっ?!あの人、谷崎 ハルじゃない?」
「ほんとだ!うわー、可愛い」
列席者からヒソヒソと囁かれるが、ハルは一向に気にする様子もなく、うっとりと瞳子達に見とれている。
するとふと視線を上げた瞳子がハルに気づき、嬉しそうに近づいてきた。
「ハルさん!お忙しいのに、来てくださってありがとうございます」
「こちらこそ、お招きありがとう!瞳子ちゃんの綺麗なドレス姿を楽しみにしてたの。もう、とーっても素敵!おめでとう、瞳子ちゃん。お幸せにね」
「ありがとう!ハルさん」
手を取り合う二人の様子を、透が少し離れたところから撮影する。
「ごめんね、式に間に合わなくて」
「ううん。駆けつけてくれただけでも、嬉しいです。ハルさん、セレブ芸能人なのに、私みたいな一般人の為に来てくれるなんて」
「やだ!セレブって何?ぜーんぜんよ。それより瞳子ちゃんの挙式、参列したかったなあ。あー、残念!」
本当に残念そうなハルの言葉に、透はふと思い立ち、その場を離れて吾郎のもとへ行く。
「吾郎、こっちの予備のカメラでアリシア達の撮影頼んでもいい?」
「ん?いいけど、どうした?」
「ちょっとね。しばらくしたら戻るよ」
そう言い残し、透はビデオカメラを手に披露宴会場の片隅へ向かい、作業を始めた。
腕にはめたホーラ・ウォッチのSAKURAモデルで時間を確かめ、谷崎 ハルは式場の大きな門扉からアプローチを駆け抜けてガーデンへと向かった。
「あ、いた!キャー、瞳子ちゃん綺麗!」
ガーデンでカメラマンに写真を撮られている新郎新婦を見つけると、ハルは思わず声に出して感激する。
「えっ?!あの人、谷崎 ハルじゃない?」
「ほんとだ!うわー、可愛い」
列席者からヒソヒソと囁かれるが、ハルは一向に気にする様子もなく、うっとりと瞳子達に見とれている。
するとふと視線を上げた瞳子がハルに気づき、嬉しそうに近づいてきた。
「ハルさん!お忙しいのに、来てくださってありがとうございます」
「こちらこそ、お招きありがとう!瞳子ちゃんの綺麗なドレス姿を楽しみにしてたの。もう、とーっても素敵!おめでとう、瞳子ちゃん。お幸せにね」
「ありがとう!ハルさん」
手を取り合う二人の様子を、透が少し離れたところから撮影する。
「ごめんね、式に間に合わなくて」
「ううん。駆けつけてくれただけでも、嬉しいです。ハルさん、セレブ芸能人なのに、私みたいな一般人の為に来てくれるなんて」
「やだ!セレブって何?ぜーんぜんよ。それより瞳子ちゃんの挙式、参列したかったなあ。あー、残念!」
本当に残念そうなハルの言葉に、透はふと思い立ち、その場を離れて吾郎のもとへ行く。
「吾郎、こっちの予備のカメラでアリシア達の撮影頼んでもいい?」
「ん?いいけど、どうした?」
「ちょっとね。しばらくしたら戻るよ」
そう言い残し、透はビデオカメラを手に披露宴会場の片隅へ向かい、作業を始めた。