極上の彼女と最愛の彼 Vol.2 〜Special episode〜
「おめでとう!亜由美ちゃん。とっても綺麗!」
「ありがとうございます、瞳子さん」
「透さんもすごく素敵!お二人でいつまでもお幸せに」
「ありがとう、アリシア」
挙式のあと、しっかりと腕を組んでチャペルの外の大階段を下りていく二人に、瞳子はピンクの花びらを高く舞い上げて祝福する。
亜由美は外に出る前に真っ白なファーのケープを肩にかけていて、それがまた雪の国のプリンセスように美しかった。
「はあ、もううっとりしちゃう」
二人の後ろ姿を見送りながら、瞳子は頬に手を当てて呟く。
ああ、そうだな、と相槌を打ちながら、大河は瞳子の肩を抱く手を緩めずに、周囲に目を光らせていた。
「大河さんてば、またソワソワしてる」
「当たり前だろ?誰かが瞳子に言い寄って来たらどうするんだ?」
「はいー?既婚者に言い寄って来る人なんて、いませんよ」
「いるんだっつーの!」
はいはい、と軽くあしらって、瞳子は階段を下りていく。
「こら、瞳子!俺のそばを離れるなってば!ちゃんと手を繋げ」
「もう!子どもじゃないんですから、一人で歩けます!」
「違うっつーの!」
二人のやり取りに、やれやれと吾郎は呆れる。
「デジャヴかよ?洋平達の結婚式からまるで変わってないな」
その洋平達と言えば、すっかり大きくなった泉のお腹をなでながら、幸せそうに言葉を交わしている。
「くうー!あっちもこっちも、幸せいっぱいだな。あー、羨ましい」
独りごちながら、吾郎はビデオカメラを構えた。
「ありがとうございます、瞳子さん」
「透さんもすごく素敵!お二人でいつまでもお幸せに」
「ありがとう、アリシア」
挙式のあと、しっかりと腕を組んでチャペルの外の大階段を下りていく二人に、瞳子はピンクの花びらを高く舞い上げて祝福する。
亜由美は外に出る前に真っ白なファーのケープを肩にかけていて、それがまた雪の国のプリンセスように美しかった。
「はあ、もううっとりしちゃう」
二人の後ろ姿を見送りながら、瞳子は頬に手を当てて呟く。
ああ、そうだな、と相槌を打ちながら、大河は瞳子の肩を抱く手を緩めずに、周囲に目を光らせていた。
「大河さんてば、またソワソワしてる」
「当たり前だろ?誰かが瞳子に言い寄って来たらどうするんだ?」
「はいー?既婚者に言い寄って来る人なんて、いませんよ」
「いるんだっつーの!」
はいはい、と軽くあしらって、瞳子は階段を下りていく。
「こら、瞳子!俺のそばを離れるなってば!ちゃんと手を繋げ」
「もう!子どもじゃないんですから、一人で歩けます!」
「違うっつーの!」
二人のやり取りに、やれやれと吾郎は呆れる。
「デジャヴかよ?洋平達の結婚式からまるで変わってないな」
その洋平達と言えば、すっかり大きくなった泉のお腹をなでながら、幸せそうに言葉を交わしている。
「くうー!あっちもこっちも、幸せいっぱいだな。あー、羨ましい」
独りごちながら、吾郎はビデオカメラを構えた。