甘々とロマンス中毒
不純なときめき
「んぅ〜…ももちゃ、おはよー…」
おはようございます、一咲です。
私の朝は、モモちゃん(真っ白のもふもふ猫)の弱々しい猫パンチを貰うことから始まりました。
まず、リビングに降りて家族に挨拶。洗顔とスキンケアをして歯磨きを済ませ、部屋に戻ったら制服に着替えます。
夏の日差しに負けないよう、日焼け止めは念入りに。綺麗に上を向いた睫毛が嬉しくて瞬きをした。
「(今日は三つ編みにしちゃお…!)」
それから、ピンクブラウンの髪を白のリボンできゅっと結ぶ。
よしっ、完成!
日々の“可愛い”に抜かりなく、です。
「いさく〜、ご飯できたよ〜。食べないの?」
「!…はぁい、食べまーす」
ママが柔らかな声で呼びかける。はっとした私は
リュックを背負い、階段を降りた。
お仕事へ行くパパ、朝補習に行くお兄ちゃんが玄関先に立っていて、ママと一葉と一緒に見送る。
お兄ちゃんが「また後でな。遅刻すんなよ」と言うので、スマホに視線を落とした。
AM7:00 タイムリミットまで30分。わわっと急いで朝食をとる。
のんびりする暇はないのに、ハムトーストを齧りながら、LINEの通知が鳴らないかなぁ、なんて淡い期待と、ほんのちょっとの妄想に浸るけど王子さまからの連絡は来なくて。
悲しんでもこればかりは仕方ないので、お弁当の玉子焼きをつまみ食い。お腹が膨らめば、気持ちも紛れるの。
見かねたママが「ひとつ足しておくね」と、お弁当箱に玉子焼きを追加してくれた。
「今日は三つ編みにしたの?一咲、上手だね。かわいい」
「ありがと〜」
三つ編みにして大正解。お弁当を受け取って家を出る。
「いってきます」
「いってらっしゃい。気をつけてね」
おはようございます、一咲です。
私の朝は、モモちゃん(真っ白のもふもふ猫)の弱々しい猫パンチを貰うことから始まりました。
まず、リビングに降りて家族に挨拶。洗顔とスキンケアをして歯磨きを済ませ、部屋に戻ったら制服に着替えます。
夏の日差しに負けないよう、日焼け止めは念入りに。綺麗に上を向いた睫毛が嬉しくて瞬きをした。
「(今日は三つ編みにしちゃお…!)」
それから、ピンクブラウンの髪を白のリボンできゅっと結ぶ。
よしっ、完成!
日々の“可愛い”に抜かりなく、です。
「いさく〜、ご飯できたよ〜。食べないの?」
「!…はぁい、食べまーす」
ママが柔らかな声で呼びかける。はっとした私は
リュックを背負い、階段を降りた。
お仕事へ行くパパ、朝補習に行くお兄ちゃんが玄関先に立っていて、ママと一葉と一緒に見送る。
お兄ちゃんが「また後でな。遅刻すんなよ」と言うので、スマホに視線を落とした。
AM7:00 タイムリミットまで30分。わわっと急いで朝食をとる。
のんびりする暇はないのに、ハムトーストを齧りながら、LINEの通知が鳴らないかなぁ、なんて淡い期待と、ほんのちょっとの妄想に浸るけど王子さまからの連絡は来なくて。
悲しんでもこればかりは仕方ないので、お弁当の玉子焼きをつまみ食い。お腹が膨らめば、気持ちも紛れるの。
見かねたママが「ひとつ足しておくね」と、お弁当箱に玉子焼きを追加してくれた。
「今日は三つ編みにしたの?一咲、上手だね。かわいい」
「ありがと〜」
三つ編みにして大正解。お弁当を受け取って家を出る。
「いってきます」
「いってらっしゃい。気をつけてね」