溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
「え?いいの?でも、藍に迷惑かかっちゃうし」
「大丈夫ですっ!救急箱はありますか?」
「あ、ああ。ある」
先輩は私の勢いにおされたのか、すぐに部屋から救急箱を持ってきた。
「これでいい?大体はそろってると思うけど」
「ありがとうございます」
私は急いで救急箱を受け取ると、中からテープと保冷剤をとりだす。
確か、お母さんが言ってたのは......保冷剤を腫れている部分に当てて、テープで巻いてっと......。
「これでどうですか?」
「すごい......さっきより格段に楽になってる」
「よかったです」
こんな処置だったらいくらでもやる。
でも、これは応急処置。