溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
「はいっ、そういうことです!」
笑顔で頷けば、蒼葉さんも少しだけ口角が上がる。
あっ、蒼葉さんの笑顔、初めて見たかもしれないっ......!
破壊力抜群の笑顔に私は直視できなくて目をそらした。
い、いきなりは心臓に悪いっ.......。
「ありがとう、藍。看病もそうだし、俺の相談にものってくれて.......本当にありがとう」
「い、いえっ!私なんかで良ければいつでも、相談にのりますよ?」
私がそういうと、蒼葉さんはもう一度、『ありがとう』と言って、眠たそうにあくびをした。
結構、長く話し続けちゃったみたいっ.....。
「藍。おやすみ」
「おやすみなさいっ」
私は保健室をそっと出た。