溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
好きなのにby翔
さっきの藍、かわいかったなぁ......。
一人で、顔が緩んでしまう。
秘密でこの学校に来ようと決めたのは、数ヶ月前のことだった。
母親と父親の仕事が片付き、もともと住んでいた家に戻ろうということになったのだ。
戻るの、めんどうだな......。
父親は、引っ越しの数日前にどこの学校に行きたいか、聞いてきた。
どこでもいいよな......てか、どこも変わんねぇだろ。
俺は適当に返事をしようと思っていた。
「翔、桃園学校に行ってみないか?」
桃園学校........?
俺の中で記憶が蘇る。
そういえば、藍は桃園中等教育学校に進学するって言っていたような.....。
___行きたい。