溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
そして、桃園学校に来てみれば。
いつのまにか、藍はsilentの仲間になっていた。
途中で話した朝火はどうみても、藍のことが好きで仕方がないって感じで、悔しかった。
___どう考えたって、朝火には叶わないって、思って。
俺だって、好きなのに。
せめて、想いだけでも伝えさせてほしいのに。
そんな余裕さえ残されていないのか。
___あんまりだ。藍が俺からいなくなるなんて、死んだほうがマシだ。
もともと、俺のものではないけど、幼馴染ポジションは確保しておきたい。
それが、恋人なんてできたら......。
想像するだけでも嫌だった。
俺は、俺だけの、秘密の決意を固めた。