溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
「っ........!」
一歌ちゃん.......私の些細な変化に気づいていたんだ。
「今日、話があるっていうのも、隠していること関連なんでしょう?」
「い、一歌ちゃん.......っ」
「わかってるよ。藍ちゃんが私に言いたくなくて隠したわけじゃないんだって。なにか、そうせざるをえない理由があったんだよね」
一歌ちゃんの言葉に、ずっと我慢していた涙があふれた。
「一歌ちゃんっ......ごめんねっ」
泣きながらそういえば、一歌ちゃんはううん、と首を横にふる。
なんでこんなに優しいんだろう。
不甲斐ない私を許してくれるなんて、本当に優しい。
「私っ......一歌ちゃんの友達で本当によかったっ......!」
「偶然だね。私もそう思ってたよ」
嬉しそうにそう言ってくれる一歌ちゃんにもう一度、ごめんね、と謝る。
「じゃあ、放課後。全部、話してくれるの楽しみにしているよ」
♡♡♡