溺愛×5!〜国民的アイドルグループは私を溺愛したいみたいです〜
「ねぇ〜知ってる?この学校にアイドルがいるんだって」
「え〜嘘でしょ?いたとしてもこんな大人数の学校なのに見つけられるわけ無いでしょ」
「それもそうかぁ」
そんな会話が聞こえてきたのは昼休みのことだった。
私は一歌ちゃんと一緒に日当たりが良い屋上に来ており、二人でお弁当を食べていた。
好きな芸能人の話をしていたときに、隣の席の子達からこの会話が聞こえてきたのだった。
「アイドルだって、藍ちゃん!夢があるね」
「そうだね。だけど、アイドルなんて、この学校にいるわけないと思うよ?」
「ちょっと〜!夢を壊すな、藍ちゃん!こういうのは夢を見るのが大事なんだよ!?」
「そんなこと言われても、いないものはいないと思うし.....」
私ももちろん、アイドルがいたらすごいなとは思うけど......。
すごい有名で頭が良い学校とはいえ、ないんじゃないかなぁ?
「ねぇ、どうする!?もし、silentだったら!」